私は読書感想文が苦手です。
なので読書感想文の宿題が子供に出された時私は何も導けない!と戦々恐々としていたのですが、今は書き方の手順書のような物が配布されるんです。
私の時代にもコレがあればもう少しマシな読書感想文が書けていたかもしれません…。
夏休みの宿題の定番 読書感想文が苦手な理由について考えてみたい
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「読書かんそう文すいすいシ~ト」とは
こちらが読書感想文すいすいシートです。
これは2年と書いてあるので2年生用ということだと思います。
ということは全学年に対してその学年にふさわしい内容のすいすいシートが用意されているということが推察できます。
う、羨ましい…
1⃣から見ていきましょう。
「この本を読んで一番心に残った場面はどの場面ですか。」
①一番心に残った場面
②一番心に残ったわけ
全体的にどう思ったかということよりも一番印象的な場面を思い起こさせるんですね。
確かに子供に漠然とどうだった?と聞いても「おもしろかった」とか「楽しかった」みたいな感想が出てきがちですもんね。
おそらく学年によってこの辺は変わってくるんでしょうね
2⃣「本に出てくる人の中で一番好きな人は誰ですか。また、自分や友達や家族と比べて、似ているところや違うところはありますか。」
①いちばん好きなひと
②似ているところ、違うところ
これに関しては完全にある程度本のジャンルを決めてきてますね。
自然科学系の本だとなかなかこのやり方には添えません。
少し大きくなればこれをこれに置き換えて考えようみたいなこともできるかもしれませんが、低学年には難しそうなので親が置き換える方法を教えるか選ぶ本をある程度絞ってあげる必要がありそうです。
ちなみに我が子の学校(学年もあるかも)では指定図書はありませんでした
3⃣「この本を読んだ後、自分の生活を振り返って『とても大切だな』と思ったことを書きましょう。
①大切だなと思ったこと
②大切だなと思ったわけ
なるほど小学生の時にこれを読書感想文に盛り込もうという発想は私は全く無かったです。
しかしこれは益々本の選択が重要になってくるのでは、という感が否めません。
そう思うのは自分の感受性の問題なんでしょうか
今でこそ本、漫画、アニメ等々を見て「こういう事あるな」とか「こういう人いるな」とかぼんやり考えたりしますけど、子供の頃は物語の内容を生活に落とし込んで考えたりしていなかったような…
でも子供にこういう事聞くと意外な言葉が出てきたりして面白いということはありますよね。
最後の☆は全体の構成を考えてみようという感じですね。
「はじめ」「なか」「おわり」なので起承転結ならぬ起・承・結という感じでしょうか。
読書感想文に「転」は必要ないんですね
とても親切に解説してくれてはいますが、これを書いても240字詰め原稿用紙3枚分の読書感想文はなかなかにハードルが高いと思ってしまうのは私だけでしょうか。
【謎解き動画(小学生向け)】【謎解き動画(大人向け(エキスパート、ストーリーマスター))】「読書感想文すいすいシ~ト」の裏側
読書感想文すいすいシートには裏面もあります。
裏は書き方Q&Aになっています。
見ると「忘れないように線を引こう」とか「大事な事はメモをとろう」ということが書かれています。
これを見た時に思いました。
読書感想文はただ感想を書くものではなく勉強や研究として捉えるべきものだということを。
子供の私はそのことに全く気付かず「ただ読んだ本の感想を書くもの」と漠然と捉えていたために着地点がわからずにいました。
しかし、これは国語のテストの文章問題と同等のものだ!という解釈に今ようやく辿り着きました。
そうなると正解が無いようで正解は決まっているのかもしれません。
あくまで個人の見解です。
まとめ
読書感想文が苦手だった大人もこれに沿って一回感想文を書いてみたら新しい発見がありそうですね。
ただ大人がこれに沿って書くと何だかとってもかわいくない文章が出来上がってしまいそうな気がします。
子供の純真無垢な文はかわいいですよね
ちなみに昨年は休校の関係で夏休みが短かったので読書感想文の宿題は出ませんでした。
なので1年時のすいすいシートはもらいませんでしたが、学年が上がるごとにすいすいシートの内容がどのように変化していくのかもちょっと楽しみになりました。
以上
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