あなたは美容師にどんなイメージを持っていますか?
芸能人のヘアメイクをしたり、原宿・表参道をお洒落な服を着て歩いているような華やかなイメージでしょうか。
または若作りでチャラチャラしたイメージでしょうか…
そのイメージどちらも間違ってはいません。ただ全体で見ると数パーセントの割合だと思います。
ただの自分調べですので正確性は求めないでください…
では実際の美容師はどんな感じなのか、あくまで私の経験と見聞きした範囲での紹介ですが、美容師免許に興味があるあなたの参考になればと思います。
華やか?きつい?美容師の仕事の本当
美容師の仕事は華やかに見えますが基本的には裏方です。
快適な生活を送るためのお手伝いや、イベントのTPOに合わせるための裏方がメインの仕事といえます。
成人式や結婚式、七五三などのヘアメイクや着付けなどその方にとっての人生の節目のお祝い事に携われるのは責任の重さも感じますが幸せややりがいも感じます。
「手に職」と言われ、資格は国家資格で美容師免許を有する条件さえ満たしていれば一生ものなのは間違いありません。
業界ではカットができるようになると技術者と呼ばれることもあり職人的な仕事とも取れますが、業種としてはサービス業・接客業としてくくられることがほとんどです。
まとめると美容師の仕事は基本的には裏方の仕事で技術者でありサービス業でもある。といったところでしょうか。
華やかな面が無いとは言わないですが、華やかさを演出するための努力は地味で地道なものが多いです。
またショーや撮影などの華やかに見えやすい仕事ほど準備や裏がハードということもあります。
よくきつい割に給料が良くないと言われる業界ですが、そういう部分があるのは確かです。
ただ何をきついかと感じるかが人それぞれなので一概に言えないとも思います。
拘束時間が長いのがきついと言われればそれは確かに!となってしまいますし、手も大なり小なり荒れます。
美容師を続けている人、辞めた人をみていて思うのは好きじゃないと続かないけど好きなだけでも続けられないということです。
美容師だからこその例を挙げると、美容師の仕事が好きでも生活に支障が出るほどの手荒れがでてしまうことがあります。
手荒れのひどさは個人差があるので、同じ美容師同士でも理解してもらえないこともあり心が折れて当然と思う程です。
そこでどうしても続けたいという思いで何とか続ける道を選ぶ人もいますし、仕事は好きだけどこの症状と一生付き合うのはきついなと転職する人もいます。
私はどちらの選択も間違っていないと思います
体が資本の仕事ですのでどうしても感じ方の個人差が大きくなってしまうとは思いますが、楽しいだけでもないしきついだけでもない…ようは世の中の色々な仕事と変わらないんじゃないかなと思います。
ビューティーパーク美容師免許は役に立つ?理容師免許の違いと美容免許の活かせる職業
美容師免許は役に立つ資格なのか?
私個人の結論からいうと役に立ちます!
今現在美容師の仕事に就いていない私ですが、それでも産後限られた時間で働きたいとなった時に頼りになったのは美容師免許です。
私としてはあまり美容師に向いてないという意識があったので別の職種に憧れはあったのですが、周りで同時期に出産して一度退職した人はなかなか就職が難しいと言っていたのを今でも覚えています。
「手に職」が良いとされてきた理由を人生で初めて実感できました。
ただ資格を取るのにそれなりの時間と費用を要するものではあるので、費用対効果で考えると取得に意味があるかどうかは個人差があると思います。
以前は拘束時間の割に稼げないでお馴染みの仕事でしたが、カットやカラー専門のお店や指名制のないお店など営業形態の多様化で効率よく収入を得られるようにもなってきました。
美容業界ではデザインすることを楽しんでこその美容師!みたいな風潮はもちろんありますが、コンビニに行くぐらいの感覚で髪を切りたいという需要があるのも確かなのです。
お客様のニーズに応えるという意味ではかっこよくデザインしてくれる美容室も近所で手軽にカットだけしてくれる美容室もどちらも必要ということでしょう。
全国の美容室の数はコンビニの数より多いと言われているので、一度資格を取得してしまえば全国どこでも働ける可能性が大きいのは間違いないですね。
美容室だけじゃない!美容師免許がないと就けない仕事
実は美容師として働く以外にも美容師免許が無いと働けない仕事があります。
- アイリスト
- アイブロウリスト
- カラーリスト
- スパ二スト
アイリストというのはまつ毛エクステやまつ毛パーマをする人のことです。
最近は専門のお店も増えてきましたが、まつ毛パーマは以前は美容室で提供することがほとんどでした。元々はパーマ液の知識があるところから始まっています。
立ち仕事や手荒れが原因で美容師を辞める人も多いのでそういう人も資格を活かせる職業だと思います。
アイブロウリストは眉毛専門のサロンで眉毛のカットなどをして整える人のことです。
実は私アイブロウリストに美容師免許が必要なことは知りませんでした。
やはり髪の毛と同じで人に対してハサミを使うところからでしょうか。
カラーリストはほとんどの場合が美容室で働いているので、世間一般では美容師というひとつのくくりの中で語られる事が多いと思います。
最近は特化型のサロンが増える傾向にあるので、カラーリストのみのカラー専門店も増えるかもしれませんね。
スパ二ストはヘッドスパを行う人のことです。
カットやカラーなどはしませんが設備面は美容室とほぼ変わらないものが必要とされます。
衛生管理の知識含め美容師免許が求められるのは納得ですね。
美容師免許が必須ではないけれど活かせる職業
- メイクアップアーティスト・ヘアメイク
- 美容ディーラー
- ネイリスト
ヘアメイクさんと聞くと芸能人や雑誌のモデルさんのヘア・メイクをする人のイメージがありますが、それだけではありません。テレビや舞台の仕事ももちろんありますが結婚式場、個人経営の撮影スタジオ、特殊メイクなど求められる仕事もたくさんあります。
たくさんあるので一概には言えませんが、美容学校で講習などをしてくださるプロのヘアメイクの方も美容師資格と美容師としての実務経験があったほうがよいとおっしゃっていました。
メイクだけの専門学校もありますし、そこからメイクのお仕事に就く方もたくさんいるのですが美容師免許や美容師としての経験があるとより仕事の幅が広いということだと思います。
ちなみに美容学校を出たらヘアメイクの仕事ができるかというとそれもなかなか難しく、私の周りでメイクの仕事に就いた人は数年美容師として働いた後メイクの専門学校に入り直していました。
美容ディーラーさんや美容問屋さんで働いている人は元美容師というお話は結構耳にします。商品を売る時に現場を知っているのが強みになったり、薬剤や道具のメリットを理解したうえで営業ができるのは大きな武器ですよね。
ネイリストに関しては、美容師免許は必要ありませんがネイルの勉強を取り入れている美容学校が多いので有利に働くことはあると思います。
私もネイリストの仕事に興味があったので専門学校を選ぶ時はネイルの科目がある学校を選びました。
美容師免許を取得するのにはそれなりに時間やお金がかかりますが、色々な事情で働けなくなる人も多い業界です。
美容師を辞めても免許を取得したことが無駄になるとは思いませんが、活かさないともったいないという気持ちもよくわかります。
美容師免許と理容師免許は何が違うの?
美容師免許はその名の通り美容師の仕事をするための免許です。そして理容師免許は理容師、いわゆる床屋さんで働くための免許になります。
世間から見ると床屋と美容室は雰囲気が違うだけで内容は同じなのでは?と思うかもしれませんが、試験の内容は違います。
いずれの試験も実技と筆記を受ける事が必要で試験内容が大きく変わるのは実技の内容です。
美容師試験実技
- カット
- ワインディング・オールウェーブどちらか
理容師試験実技
- カット
- シェービング
- 整髪
上記のように試験の内容は違いますが、実際働きだすと仕事の内容としてはカット・カラー・パーマ・スタイリングとあまり変わりがありません。
大きく違うのは理容師免許がある人は剃刀でシェービングができるという点です。
美容室でも電動のシェーバーを使って顔の産毛や眉毛を整えることはできますが、泡や剃刀を使う顔剃りは理容師免許が必要です。
試験の科目というだけでなく人の肌に直接刃物を使う技術なので専門学校でも時間をかけて練習・習得しています。
ブライダルに進みたい人などはエステや顔剃りの技術が求められるので、美容師免許と理容師免許両方を取得することもあります。
以前は両方取得する場合は丸々2年づつの4年必要でしたが、筆記など重複する部分もあることからどちらかの免許を持っている場合はプラス1年の履修で国家試験を受ける資格を得ることができるようになりました。
3年で理美容免許両方を取得するコースを開設している学校もあるので、両方取得したいというあなたはそういうコースがある学校を調べてみてください。
「美容師は稼げない」は本当なの?
稼げるか稼げないかは正直「人による」という感じです。
ほとんどの美容室では給料が歩合制を採用しています。歩合制のお店では切った人数ではなく指名してもらえた時の料金から何%という形ですので、指名客が多いまたは指名客の単価が高いと収入も上がります。
歩合だと頑張りが直接お給料に反映される反面浮き沈みもあります。最近は福利厚生に力を入れる会社やお店が増えたので変わってきましたが、以前は個人事業主に近いものでした。
最近は福利厚生などを重要視する人が増えてきたので、雇用する側も
少しずつ意識が変わってきているようです。
見る角度によって見え方は違いますが拘束時間の割に収入は多くないというのは業界の傾向としてあるのが事実なので、稼げる職業とは言い難いですね。
ただ独立しやすい職業なので、やり方次第で収入を伸ばせる可能性は高いです。最近ではSNSで集客することが増えたことで今までとはまた違う業態での成功例も増えてきています。
徒弟制度の名残があった時代に修行した身からすると業界内もだいぶ変わってきているので、これからの世代が稼げる職業に変えていってくれることを期待しています。
バブリーな時代はチップだけでもかなり貰えたらしいので
世代によっても感覚は違うかもしれません。
まとめ
私が言うのはまったく説得力がないのですが、理美容師の仕事は素晴らしいものです。生活に欠かせないものであるのと同時に人生の節目に関われる仕事でもあります。
美容師を続けているみなさんを尊敬していますし、社会的地位が向上することを願っています。
美容師免許取得に年齢制限はありませんので気になっている人は思い切って飛び込んでみてください。
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