本を読みなれていないけれど読むことを習慣にしたいと思っている人には図書館がおススメです。
なぜなら図書館の本はタダで借りられるから!
当たり前ですが、買うと読まなきゃという強迫観念が生まれ読めない自分を責めてしまう気持ちがより大きくなってしまうような気がします。
図書館の本であれば「読めるかわからないけど少し気になるタイトルだ」というぐらいの気持ちでも気兼ねなく借りられますし、読めなかったとしても期限までに返せばいいだけです。
気になる内容だったけど期限までに読めなかった場合は延長するかまた後日借りることもできますし、気に入ったら改めて書店で購入すればいいだけなので何の気負いもなく読み始められます。
そんな感じで気になるタイトルをブラブラ探している私が今回気になったのが「傾聴」です。
この本の内容がざっくり知りたい方はまとめの部分だけ見てみてください。
傾聴とは
以前テレビで放送されたドラマ「私の家政婦ナギサさん」で主人公のメイが勤める会社でも取り入れられていたのを何となく覚えている方もいるのではないでしょうか。
相手の話を聴くというものです。
誰でもできそうですが、ドラマの中でもメイは同僚に「できる?」と言われていました。
今回私が手に取った「マンガで優しくわかる傾聴」という本は相手の話を上手に聞くというのは意外と難しい事であり、大切な事だということが書かれています。
確かにそう言われてみれば人が皆聞き上手であれば人間関係の摩擦はかなり減るんじゃないかと思いますよね。
本の表紙には人間関係がよくなる!という文言がありますが私が読んだ限りではあくまで自己啓発本ではないです。
あくまで人の話を聴くテクニックとそれをする事の意味をわかりやすく解説する内容になっています。
この本を手に取った理由・感じたこと
今回私はこの本をそこまで深く考えずに手に取りましたが、私の中に子供の話をちゃんと聴けていないんじゃないかという不安があったからだと思います。
親というのは気付かないうちに子供に自分の価値観で善悪を押し付けがちです。
それは子供の幸せを願ってという気持ちからではあるのですが、大きなお世話になっていたり考える機会を奪っている可能性もあります。
そうならない為に聴く力はすごく大事なんじゃないかと思い手に取りましたが、思った通りすごく大事なことだと再認識しました。
本にもありましたが人間というのは自分の話を聴いて欲しいという欲求があるそうです。
なので聴くことにテクニックはあるようですが、そこにポジティブな声掛けや正しい正しくないの判断は必要なく相手に関心を持って話せる環境をつくり相手に寄り添うことが大事ということでした。
寄り添う距離感が難しいですよね
言うは易しでこれを行うのは結構大変なことだと思います。
ただこういうことを少し心に留めておくだけで多少は相手の話を聞けるかもしれないと思うので子育てに限らず今度の人間関係に生かしていけたらと思います。
自分の話を聴いてくれる人はいますか?
この本を読みながら自分には安心して自分の事を話せる人がいるかどうか考えたところ…
家人は私の話を聴いたら死ぬのかなっていうぐらい私の話を聴いてないような気がします。
その他の家族も内容によっては喧嘩になるので何でも安心して話せる相手ではないような…
友人にはあまり負担になるような話はしたくないですし…
心配は掛けたくないですが、自分が言ってもらえなかった時のことを考えると…
自分に聞いてくれる人がいないと感じるということは、私自信が周りの話をちゃんと聴けてないってことなのかもしれません。精進します。
ただ改めて考えると何でも話すという行動も、何でも話せる相手がいるというのも簡単なようで難しいことなんじゃないかと感じました。
傾聴することは自分と向き合うことにもなるそうです。
人の話を真摯に聴くことで自分の抑え込んだ感情や記憶と向き合うことになると書かれているのですが、それは子育てに通じるものがあるように感じました。
子育てしていると親や先生に言われたことをふと思い出したりしてそれが本当は嫌だったんだなとか傷ついたんだなと気付くことがあります。
私だけですかね?
親や先生が好きだからこそ嫌な気持ちになったことには蓋をしてしまっているのかもしれませんね。
人間同士なので子供を傷つけるようなことを言ってしまう時もあるかもしれませんがせめて自分が言われて嫌だったことは言わないように気を付けようと思います。
まとめ
こちらの本全部で200ページで文字も比較的大きめです。
マンガ部分もあるのでさらっと読めます。
勉強の本を読むのはあまり得意ではない私も読めました
私の主観でざっくりまとめると、
①人は人の話を聞いているようで聴けていない
②ただだまって聞けばいいのではなく、聞き方にもコツがある
③人の話を聞くことで相手の気持ちを引き出す
④人と向き合う事で自分とも向き合える
⑤聞き上手は人に信頼される
このような内容が書かれていました。
気になったり納得できるワードがたくさん出てきて勉強になるので「傾聴」に興味がある人や会話で相手を不機嫌にさせてしまうという経験がある人は新たな発見のある本だと思います。
以上
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