近所にいる野良猫を保護して自分の家で飼いたいと思った時にどうすれば良いのかという一例です。
猫の体調の面から考えると診てもらえる病院の下調べが大事です。
人間の事情としては飼われている猫なのか、完全な野良なのか、地域猫なのかを調べる必要があります。
外にいる猫を家の猫にしたい!準備・捕獲・身元確認を経て我が家の飼い猫になるまで
外にいる猫を飼う時の流れ
今回は突発的に猫を保護したという訳ではないので事前にかなり色々調べました。
それでも明確にこうしてください!のようなものは意外となかったです。
個人的に熱心に保護されている方のブログや本なんかを参考に段取りを整えたつもりでしたが、それでも「え~」という事があったりしたので私の体験をこれから保護しようと思っている方に参考にして頂ければと思います。
①猫の体調管理
病気やケガがなかったとしても何はともあれ病院に連れて行ったほうがいいと思います。
そして健康に問題なければノミ・ダニ・寄生虫の駆除薬を処方してもらったほうがいいと思います。
いくつかの病院に保護した野良猫を診てほしいと問い合わせしたところどこでも「触らせてくれる猫?」と聞かれました。
なので警戒心から攻撃性が高い子であれば診てもらえない可能性もあります。
幸い我が家の猫はおそらく半野良だったのでそこまで警戒心が強くなかったことと餌でいくらでも釣れるタイプだったので問題なく診てもらえました。
よっぽど緊急な場合でなければ問い合わせをしてから連れて行った方がスムーズに診療してもらえると思います。
②飼われている猫じゃないかどうかの確認
私はまず地域の保健所に問い合わせをしました。
電話だったので口頭で特徴を伝えて特徴と一致する猫がいないかを照合してもらいます。
保健所のデータに一致する猫がいないとそのまま飼ってください。と言われることもありますが、ここが注意点です。
正確には警察に届け出ないと法律的に自分の物と認められません。
警察では落とし物と同じ扱いなので
あえて物と書きました
私も保健所の方に「そのまま飼ってくださって大丈夫です」と言われました。
ネットでも迷い猫として載っていないか調べて大丈夫そうかとも思ったんですが、やはりちょっと心配になり保健所にもう一度確認することに…
すると法律上は警察に届けないと所有権が主張できないとのことで、結構衝撃でした。
ただ、実際データに無い猫に後から飼い主が現れるということはほとんど無いらしく保健所では警察への届出の案内は進んで行っていないようでした。
自分で先に調べればと言われればそうなんですが、教えてほしかった…
え~最初に言ってよ!となりました( ;∀;)
上記しましたが保護した動物は落とし物と同じ扱いなのでお財布などと同様1週間以内に届け出を行いましょう。
こういう事はもっと周知されるべきだと思うのは私だけでしょうか?
届出から一定期間を経て晴れて我が家の子に
警察でも保健所と同様特徴からの照合が行われデータに無ければ落とし物の一時的な保護者として扱われます。
その辺はお財布とは違いますね
傷つけたり逃がしたりすることないよう保護することを約束する書類なんかにサインをしたりして、届出から3ヵ月の間に飼い主が現れなければ所有権が拾った人に移ります。
すべての手続きを終え正式に我が家の子に迎えることができました。
今回の手続きをすべて終え思うことは保健所や警察の届けが出てるデータを一般の人も見られるようにできればいいのにということです。
きっと色々な理由があってそうしていないんだとは思いますが、電話で口頭で色や模様を伝えるのはなかなか大変でした。
特に私のように猫の品種に詳しくない人間にとっては色の表現や体長の大小など聞かれても明確に答えるのが難しかったです。
警察署ではマイクロチップの有無や猫自身の写真が必要ですがそれも猫本人(?)を連れていくか現像した写真を持って行くのですがスマホのデータが送れるようになればすごく楽だと感じました。
マイクロチップの確認は扱っている
動物病院での確認でも大丈夫です
まとめ
長々と書きましたが飼い主がいるかどうかわからない時は、
①1週間以内に警察に届ける
②警察と別に保健所にも問い合わせる
③病院に野良猫を診てもらえるか確認する
それだけやっておけば基本的に問題ないと思います。
警察まで届ける人の方が少ないみたいですし、1匹でいる子猫はほぼ野良猫なうえに生き延びるのが難しいらしいので保護できるのであれば保護したほうがよさそうです。
以上
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